こんにちは。行政書士事務所リライアブルパートナーズ・丸山です。
今回のブログセミナーも引き続き、「相続手続き」をお届けします。
前回は、遺産分割協議書、生命保険について触れました。
相続は他人事ではなく自分事である、そのように感じていただけたなら幸いです。
*前回のセミナーをご覧になりたい方は、こちらから
さて3回目は、「実際の相続に関する様々な手続き」について解説します。

解約手続き ~速やかに行うべき手続き

速やかに行わないと不利益を被る可能性がある手続きは速やかに終了させましょう。
多くは企業への加入手続きをしているものの脱会手続きです。
年会費がかかるものは探っておきましょう。ただし、稀に解約に応じない企業もあります。
企業というより、窓口対応が杜撰なだけですが、説明する一手間だったり、規約を調べたりという手間が発生することがあります。
特に任意の団体などは面倒こともあります。
次に挙げるのは一般的な手続きです。

NTT

電話加入権と言いますが、相続しない場合は解約しなければ月々の基本料金を引かれてしまいます。
一応、戸籍が必要なことが多いので注意です。
ちなみに原本還付は忘れずに。ネット回線も忘れずに。

NHK

これも引き継がないのであれば速やかに行うべきです。
年間払いなので、払いすぎた分が返ってくることもあります。ただし、あまり過度に期待しないように、です。
引き継ぐ時は名義変更ですので何れにせよ手続きが必要です。
電話で終わることが多いです。

水道・ガス・電気・新聞

引越しと同じように手続きをすれば精算して終了です。
遅くなればなるほど基本料金がかかりかねないので注意です。

携帯電話

これは可能な限り早急に。バカにならない月額利用料が発生してます。
基本料金が高く、申し込まないと解約にならないので、連絡を急ぎ、電話機本体を返還に行きましょう。

クレジットカード

銀行やその他の手続きをしている際にまとめて終了が多いとはいえ、早めに終了させましょう。
電話一本で終わることが多いです。

生命保険金の請求

すぐにお金が手に入る優れものとは良くいいますが請求しないと意味がありません。
死亡の証明できる書面の他に、死因がわかるものも必要です。
時効があるので放っておくのは厳禁です。
なお、受取人が死亡した本人であればその保険金は相続財産となり、分与の対象なので、遺産分割の内容にしたがいましょう。
大体ここまでは、実印が要求されることは少ないです。
ただし保険金の種類によっては非常に面倒なものもあります。

銀行預金の手続き

凍結そのものは早めに行うべきです。
地方銀行は、凍結をしなていないことが多く、そもそも凍結をしないように求めるケースもあるくらいです。
凍結しなければ利息がつきますが、前述の引き落としはどんどん進みます。
そのため、死亡時点と現実の現金が違うなんてことは当たり前のように起きてしまいます。
確かに相続手続きを行わない限り、銀行預金をおろせなくなりますが、後からいらぬ疑いを残さないためには凍結してしまった方が良いでしょう。

相続手続き

相続手続きとしては、相続手続き委任状に相続人全員の印鑑を押してもらい、もれなく戸籍を持って行く必要があります。
田舎では窓口で戸籍を間違うこともあり変に長引く可能性もあります。戸籍収集自体が困難な作業ですから、手続きを依頼することも視野に入れてください。
遺産分割協議書は必須ではありませんが、銀行からは決して責任を取らないこと念を押されます。
あらぬ誤解を招くこともあるので遺産分割協議書は用意しておいて欲しいようです。私も用意することを強くお勧めします。
なお、相続人が欠けていたり、相続人の中に認知症の方がいると手続き出来ませんのでご注意ください。
その場合は相続分が無い証明や不在者財産管理人、失踪宣告や後見制度を利用します。
後見制度は責任が重いので、相続のためだけになろうなんてことは通じません。
手続きには時間も書面も多く必要です。

車両の手続き

車は名義変更や抹消を行います。
廃車の場合は永久抹消手続きが可能です。
はっきり言って時間も労力もかかります。
何せ管轄の運輸支局へ直接行って手続きをしなければなりませんし、手続きも知らないと時間ばかりが取られます。
車両手続きは行政書士が専門的に行う業務の一つです。ここだけ依頼する方も多くいらっしゃいます。

不動産移転登記

不動産の名義変更です。遺産分割協議書が必須書類です。ここだけのために面倒なことをするくらいなら、全てに関する協議書を作成しましょう。
戸籍は亡くなった方の出生から死亡までの全てのものを用意しなければ、登記出来ません。
書類も複雑ですので、本当にこれはご自分でなさることはお勧め出来ません。
時間が取られて仕方ありません。
司法書士が専門家ですので、ご相談に行くことをお勧めします。
適当に済ませると後が本当に大変です。

この他に、準確定申告がある場合は相続税の申告といった税務、山林所有者変更の届け出、農地相続手続きなど、
様々な手続きが複雑に発生するのが相続手続きです。

遺言書は円滑な相続手続きの必要条件

このように、一口に相続手続きといっても、その内容、関係者、届出・申請機関は多岐に渡ります。
人生のエンディングを迎えられた方をしっかりと供養するのが一番始めにするべきことなのは言うまでもありませんが、その後の手続きもきちっと踏んでいくことが大事です。
そして、上記に列挙した数多くの手続きの大部分を飛ばすことができるのが、遺言書なのです。
遺言書を書くのは大変ですが、公正証書であれば書き損じはないですし強制力もあるので、非常に便利です。

不安は早くなくすのがコツです

正直、相続、遺言書について相談しづらいかもしれません。
しかし、不安なままでいるよりはきっと良い結果が生まれると思います。
身近な専門家である、行政書士、司法書士、弁護士にまずは相談してみましょう。
リライアブルパートナーズでは、お電話のほか、メールフォームからもご相談を随時受け付けております。
北の大地の頼れる相棒として、誠心誠意対応させていただきます。
とくに、恵庭・千歳での相続、遺言のお悩みは、千歳の行政書士事務所リライアブルパートナーズにお気軽にご連絡、ご相談ください。

次回は、「相続手続きで困難になるところ」についてお届けします。
またよろしくお願いします!

「相続手続き」について、さらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!
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この記事を書いた人

丸山 達也行政書士事務所リライアブルパートナーズ 代表
日本行政書士会連合会、北海道行政書士会札幌支部、一般社団法人北海道成年後見支援センターに所属。「頼れる相棒」としての行政書士を目指し、千歳・恵庭・札幌を中心に、暮らしに役立つセミナーや相談会を開催しているほか、ホームページやブログ、facebookを使い、「知っておいてよかった!」と思っていただけるような情報を発信しています。